Macを購入するときにオプションでキーボードを選ぶことができる。
この時はよくUSキーボードが良いなんて話を聞くが、ぼくとしては断然UKキーボードをオススメする。
それは使い心地だったり、キーボードの見た目のスッキリさであったりと色々あるが、そんな中でも今回は特に気に入っているポイントを紹介しようと思う。
UKキーボードは他と何が違う?
JISキーボード
- 普段よく目にすることが多いと思うキーボード配列
- 日本語用の配列でひらがなも印字されている
- キーあたりの情報量が多い
- キー配列が中央に対して左寄り
- エンターキーがめちゃでかい。対してデリートキーは小さい
日本語はひらがな50音もあるためにキー数が英字のものと比べると多くなっている。
さらにローマ字打ちとひらがな打ちに対応するためにも1つのキーに対して情報が多くなりがち。日本語が書いてあったり英語が書いてあったりでゴチャッとした印象。
噂によると、ひらがなキーを極めるとタイプ効率が2倍になるとか。
とはいえぼくは生まれてからそのひらがな入力を使用している人を見たことがない。(だってみんなローマ字打ち)
USキーボード
- Macを購入する人は大体このキーボードにされる方が多い印象
- アルファベットのみの印字なので見た目がスッキリしている
- キー配列が左右対象に近いので、画面に正対してタイプできる
- エンターキーとデリートキーが横長
英字キーボードといったらこれが思い浮かぶと思う。
リターンキーがより中心に近く設計されているので、手をホームポジションに維持しながら長文を打つときに重宝する(らしい)。
なんでもプログラミングをするときは作業効率を上げるためにも手のホームポジションをいかに崩さずにいられるかが大切らしい(ぼくはそうは思わないが)
それにJISキーボードと比べてキー配列が左右対象になっているので、画面に対して正対してタイピングできるのも大きなポイント。左右バランスよくタイピングするのは姿勢を維持する上でも重要なポイントだ。
UKキーボード
- キー表記が基本アイコンだけになっていて、USよりもさらにスッキリしている
- キー配列が左右対象になっているので画面に正対してタイプできる
- エンターキーがJISのものと似ている
- デリートキーは横長
今回紹介するのがこのUKキーボード。実際に使っている人はあまり見かけないが、使ってみると一番使いやすかったので思わずシェア。
UKキーボード使ってみた感想
それぞれのキーボードの特徴をわかっていても、実際に使ってみて気づくことも多かった。特にUKキーボードは痒いところに手が届く“気が利く”キーボードであったことだ。
見た目がスッキリしていてクリーンな印象
特徴としてほとんどのキーがアイコン表示になっていること。
”Shift”、”Caps Lock”などの印字がなく、USキーボードよりもスッキリした印象。視覚的ノイズを極力減らしたいクリエイターにオススメのキーボードになっている。
多少PCに慣れた人であればキーの位置もほとんどJISと変わらないので問題なく使えると思う。
キーが大きいのでタイプしやすい
ぼくは毎日プログラミングや趣味の小説、そしてこのブログなどタイピングする場面は多い。なのでキーボードの打ちやすさというのはシビアな問題になる。
しかし、UKキーボードはその配列がとてもよく考えられていて、はっきり言ってJISキーボードよりも打ちやすい。
理由としてはUKキーボードはJISキーボードと比べてキー数が少なく、1つ1つのキーが若干大きいからだと思う。それにJISで慣れ親しんだリターンキーが健在というところが大きなポイント。
日本語を打つときは変換の確定をエンターですると思う。もちろんUSでもやりやすいと思うが、染み付いてしまった”エンターで確定する”習慣を修正するのは正直しんどい。
あれ癖になるよね
その点UKキーボードはサイズは違えど、慣れ親しんだリターンキーがいるから安心。
文章の終わりや、漢字の変換、改行などの作業は日本語特有でそれによく使うキーにもなるからUSよりもオススメ。
それとタイピングしやすくなった理由としてはデリートキーが大きくなっているというのもある。JISキーボードだとデリートキーが小さく、頻繁に使うキーなのに打ちにくくてしょうがなかった。
しかしUKではJISの倍デリートキーが大きくなっているので、打ち間違いが格段に減り作業効率は格段に上がった。
よく使うキーは大きく設計されている合理的なキーボード配列といったらやっぱりUK設定になると思う。
似たような記号は隣り合っている配置
JISキーボードから初めての英字キーボードにするときに不安なのがキー配列だと思う。特に記号系の配列。しかし心配ご無用、むしろJISよりも使いやすくなっているので安心して欲しい。
UKキーボードは似ているキー同士が隣り合っている設計になっているのですぐに慣れる。プログラミングなどをやっている人にとっては嬉しいポイントだと思う。
もちろんプログラミングをやらない人でも小説などを書く人は「」などが隣り合っていた方がわかりやすいし打ちやすいと思う。
初めて使うときは一瞬戸惑うかと思うが、一度覚えてしまえばUKキーボードの合理性には惚れ惚れする。
逆にJISはなんでこれじゃないん!?
エンターキーとデリートキーがしっかりある安心感すごい
もう一度紹介してしまいたいくらいにリターンキーの存在は偉大。
初めての英字キーボードでUSキーボードにしてしまうと、リターンキーの扱いがかなり変わってしまうので苦労すると思う。その点UKキーボードは慣れ親しんだリターンキーが健在しているので、特にタイピングの仕方を変えることなく使えることができる。
普段はプログラミングもしないし、英語も打たないし、だけれどJISキーボードよりもスッキリしていて、でも使い心地は変えたくないというワガママ全て叶えるのがUKキーボード。
リターンキー大きさはJISの半分くらいになってしまっているけれど、使っていてJISの時と押す感覚はほとんど変わらない。
UKのここは気をつけた方が良いポイント
記号の位置がJISと違う
例えば“@”や”|”といった記号は位置がかなりズレている。家でUKキーボードを使って、職場などでJISキーボードを使うと使い勝手が変わってしまうので気をつけよう。
特に”@”はメールアドレスなんかを打つときに一瞬戸惑うかもしれない。
かな変換キーがない
JISの最大の特徴といってもいいが「かな変換キー」がUKキーボードだと存在しない。
Macの場合はかな変換するときはControl+Option+Spaceと入力しなくてはならない。これは結構手間だ。なのでぼくは「英かな」というアプリを入れている。
これはUKキーボードのスペースの左右にあるコマンドキーをそれぞれ「英数/かな」に振り分けてくれるアプリ。これを入れることでUKキーボードはかなり使いやすくなる。本当にお世話になっている良アプリだ。
左のShiftキーが短い
UKキーボードは左側のShiftキーが短く、右側の方が長くなっている。
個人的にはタイピングをするときは左側のShiftキーが長い方が助かるのだが、どういうわけか短い。英語をよく打つ人やプログラミングをよくする人にとってはここはかなり使い勝手が変わるところだと思う。
まとめ
ぼくは普段から書き物をすることが多い。このブログもそうだし、プログラミングや小説、そしてコラムなども書いている。
なので適切なキー配列はぼくの仕事の効率に直結する。普段使いするものでストレスを溜めてしまっては書き物をするモチベーションが落ちてしまう。
そんな中でこのUKキーボードはぼくの理想に近いキーボードだった。実際に5年近く使っているが不満もほとんどなく、スムースに作業をこなせている。
しかし、現状ではUKキーボードはマイナーで商品も日本ではほとんど普及していない。Macが欲しいけれど、他人と被るのがイヤだ! という方はUKキーボードにしてみるのはいかがだろうか。
きっと君もUKキーボードの虜になること間違いなしだ。
コメント
コメント一覧 (2件)
UKキーボードはチルダの位置と「#」の入力(option+3)が面倒なのでUNIX系のプログラミング言語とは相性がよくないかも知れません。
もともといわゆる「逆L字」リターンキーのサードパーティーのキーボードを使っていたため、US配列だと日本語変換の確定にリターンを押したつもりがバックスラッシュを押してしまうことが多いため縦長リターンキーは嬉しいのですが……。
あちらを立てればこちらが立たず、まもならないものです。
ヨッシーさんこんにちは!コメントありがとうございます👋
ぼくも本職がシステムエンジニアなのでよくわかるのですが、頻出する記号が2つキーを押さないと出ないのはストレスですよねえ。なので最近だとキー割り当てで使わなさそうなのはバンバン上書きしてしまっています☺️「§」とか。
USキーボードのバックスラッシュ問題めちゃくちゃわかります!
あれ完全に縦長リターンキーを体が覚えてしまっていてノリノリでタイプしている時に限って起きるんですよね!! キーの登録はいくらでも変えられますが、キーの形自体は変えられないので長く付き合っていくにあたって慎重に選ぶのが大切ですね☺️