ぼくが大学生のときに出会ったQuo vadis。
その当時は学校やバイトや遊びやデートの予定なんかを管理することに一苦労していて、どうにか見やすく管理することができないかと色々使ってみて最終的にたどり着いたのがこの手帳だった。
世界中でその機能性の高さを認められているQuo vadisだが、日本ではまだまだ使っている人は少数派のよう。もし今年の手帳をどうしようかと悩んでいるのであれば、ぼくは断然Quo vadisをオススメする。ぼくはもう6年以上使い続けているが、手帳を開く度に徹底してこだわり抜いている上質なものであることがひしひしと伝わる。
今でこそスケジュール管理はiPhoneでする人が多いと思うが、だからこそこの手帳の魅力をお伝えしたい。その日ごとで毎日予定が変わる学生や多忙な社会人、特にフリーランスや個人事業主をやっている方はスケジュール管理がとても大切だと思う。そんな多忙な現代人にはiPhoneでの手軽な予定作成も良いが、今一度手書きの手帳の魅力をお伝えしたい。
Quo vadisとは?
フランス生まれの手帳で、その誕生は1952年にまで遡る。Quo vadisが生まれた当時からほとんどフォーマットが変わっておらず、世界各国で人気を博している。そんなトラディショナルな手帳の開発者はなんと手帳の開発部門ではなく町医者だった。
毎日こなさなくてはならないタスクが変わり、さらに失敗が許されない多忙な医者が自分のスケジュールを管理をしやすいように作ったのがQuo vadisだ。一週間ごとにスケジュールの組み立てとタスクの優先順位を見分けやすいという週間バーチカルを発明し、今でもそれを採用する手帳メーカーは多い。
もちろん、Quo vadisの特徴は週間バーチカルというだけでなく16cm×16cmという持ち運びが前提と思われる手帳の中では大型のサイズになるのもひとつ。この正方形で作られた手帳には予定やタスクをたっぷりと書き込むことができるし、視認性も高いというメリットばかり。
Quo vadisの生まれ故郷フランスではこれをデスクに開きっぱなしにして使う人が多いそう。iPhoneだとロックを解除してカレンダーを開いて……。という手間があるのに対し、Quo vadisは開きっぱなしなので視線を落とすだけ。ついついSNSを眺めてしまって時間が溶けてしまうなんてこともない。
iPhoneは誘惑が多すぎる……っ!
最初こそ広げると32cmにもなる大型手帳というのは、一見使いづらそうに見えるが、実際に手に取ってみるとタスクの内容を細かく管理することができるので、結果的にスケジュール管理がものすごくやりやすくなった。見やすさの他にも細部までユーザーが使いやすいように綿密な計算をされて作り上げられている。
そんなQuo vadisは人々のライフスタイルに合わせて様々なモデルが販売されている。
Quo vadisの種類
Weekly Diary
Quo vadisを代表するモデル。1時間刻みのバーチカルに加え、to-doリストやノートが見開きの中にある一番人気のモデル。
Quo vadisの中でも一番歴史のあるもので、一番クラシックなQuo vadis。休日は少なめになっていたり、メモ欄が大きく取られていたりと仕事の管理が一番しやすいモデルだと思う。
Left
左側にスケジュール管理、右側はフリースペースと汎用性が高いモデル。比較的小型モデルになるので、持ち運びも楽々。メモ欄が一番大きいモデルなので例えばインタビューする人や情報取集をする人なんかに向いていると思う。
もちろん使い方は自由自在。単純にイラストを描くという使い方もできるのはアナログ手帳の良いところ。
Variation
一番小型のポケットモデル。シンプルにまとめられていて、荷物を少なくしたい方にオススメ。単純なその日のタスクやイベントを確認することができる。
しかしそれでもしっかりとメモ欄が用意されているのがQuo vadisのこだわり。その日その日のスケジュールは予定通りにいかないことが多いことをQuo vadisは知っている。
Time & Life
平日も休日もスケジュール管理がしやすいモデル。仕事の予定も家族の予定もトータルして管理することができる唯一リング綴じのモデル。
ぼくが愛してやまない手帳はこのモデル。
Papier Tigre
ファブリック表紙とイラスティックバンドが特徴のデザイン性の高いモデル。親しみやすい見た目でも機能性もしっかり持ち合わせている。
プライベート用というよりも仕事用の色が強いQuo vadis。とはいえ休日もイベントをたくさん入れたい人も多いはず。そんな方でも休日に使っても気分が上がるファブリックな表紙のモデルが登場した。見た目もいいのに中身も揃ってる攻守最強モデル。
ぼくが使っているQuo vadis
ぼくはもうずっとQuo vadisのtime & life を使っている。正直、これを最初に手に取った時の衝撃は半端なかった。自分が理想としていた手帳の形がそのまま出てきていると思ったからだ。
機能的でありながら革のカバーでシックにまとまる手帳。ちなみにこのカバーはモンテベロ21×27(cm)。もともとはtime & life用のカバーではないのだけれどそれでもぴったりと収まった。きっと同じQuo vadisのカバーだったら大体の互換性はあるみたい。
裏にはQuo vadisのモノグラムが印字されていてオシャレ
手帳のカバーとしては1万円前後と高額なものだが、長く使えるのでコスパは最高。単純に安いものよりも、長く使えるものが結果的に安く収まるので投資として使ってみるのはいかだだろうか。今ならアウトレット価格だし。
time & lifeの特徴
time & life はQuo vadisの中でも数少ないリング綴じの手帳タイプ。週間バーチカルはもちろん、土日の幅も平日と同じくらいしっかりと用意されている。平日の仕事の予定はもちろん、土日の予定もしっかりと管理できるのがこの手帳の特徴。
カバーとレフィル一体型も5000円程度と、手帳にしては高価な部類に入ると思うが一度購入してしまえばあとは中身のレフィルだけを購入すればいいので毎回手帳を買い換えるよりもゴミも減るし経済的でもある。
長く付き合っていくには申し分ないほどに完成されている。
単純にコスパいいよね!
Quo vadisの魅力
週間バーチカルタイプの手帳
予定を組み立てやすい
Quo vadisの最大の特徴は”週間バーチカル”で予定を組み立てられること。
週間バーチカルはこのように1週間を見開き1ページで一覧できるようになっており、各曜日ごとの列が用意されている。さらにその曜日の中も活動時間(7:00〜22:00)で区切りがされているので直感的に「この日は予定が埋まっているな」とか「スキマ時間がいくらかあるな」というのがすぐにわかる。
実際に1週間の予定を組み終わって眺めてみると、スキマ時間が多いことに気が付くと思う。そういうスキマ時間もチリツモってことで資格の勉強とかにあてれば1つや2つ簡単に取れる。
スクリーンタイムとか見ると引くほどスマホ見てる時あるよね
上下に余白が作ってあるので急な予定やタスクなどを入れやすい
Quo vadisの週間バーチカルはメモ欄がたくさんついている。
週間バーチカルの上下には自由に書き込めるスペースが用意されていて、使い方はそれぞれ自由。ぼくは終日の予定とか、その日の簡単なタスクとかを書き込んで、ちゃんと1日を有意義に過ごせているかのチェッカーとしても活用している。
特にブログなんかをやっているとあれこれ手を出しがちだけれど、「今日はリライトするぞ!」とか「今日は記事ひとつ上げるぞ!」とかの意気込みとかも書いてあるのとそうじゃないのとだと雲泥の差がある。
結構自分の言葉で書き込むのってその後の活動が変わってくるくらい効果ある。
土日にもたっぷり枠が用意されている
Quo vadisのシリーズの中でもtime & life は土日にもスペースたっぷり。
平日は仕事で忙しいのはもちろん、休日も色々やりたいそんなあなたはこのtime & lifeはピッタリの手帳だ。平日と同じボリュームで予定を組み立てられるので例えば旅行の予定とかも立てやすい。
何時にどこそこ行って〜、何時に〇〇を食べて〜、みたいな。
そんな風にしっかり予定を立てられるQuo vadisなら土日も充実してくること間違いなし。
電話番号やMTGなどのタスクも書き込める枠付き
仕事や休日でも日時が決まってないけど早めに片付けた方がいいタスクは多い。
例えば折り返し電話。こういうのって要件をまとめてから折り返すかと思うけれど、その電話番号とかってメモしておかないと忘れてしまう。同じクライアントとかでも担当の携帯番号まで覚えておくことなんて少ないしね。
そんな時はこの電話番号のメモ欄が大活躍する。もちろんこの他にも自由に書き込んでもいいけれど、あらかじめ「電話番号はここに書いてね」という気の利く機能が満載なのがニクい。
この電話のアイコンも前まではガラケーだったんだよ
マンスリータイプもついてくる
幅広く余白が取られているので予定を一覧することができる
Quo vadisは週間バーチカルタイプの手帳になるが、なんとマンスリーもついてくる。
大抵どちらか一方しか使われないのでかなりの贅沢仕様。もちろんマンスリーもしっかり書き込みやすく枠はたっぷり用意されている。賛否は分かれるところにはなるが、週始めは月曜日。曜日のところはフランス手帳らしく英字表記だけれど、しっかり日本の祝日も記載されているので使い心地はバッチリ。
週間バーチカルだと1週間の予定は見やすいが、予定を新しく立てる時はやりづらかったりするので、マンスリーがついてくるのはとてもありがたい。このように何から何まで用意されているQuo vadisを使うと他が使えなくなってしまう。
週に番号が振られている
意識する人は少ないけれど、1年は365日。52週しかない。一年のうちに華金は52回しか訪れないってこと。
さらに四季で割ると13回しかないよ! 夏のバーベキューって1年のうちでも13回しかやるチャンスないんだね!
休みまだかな〜って考えるのも52回、月曜日仕事行きたくないと思うのも52回。どれだけ頑張っても増えないし減らない。増えていくのは自分の年齢だけなんて結構残酷だこと。
こう考えると意外と1年って短いなって思わない? そう考えると1日って大切だなって思うよね。
ちなみに1日は1440分。今日はiPhone何分見てた?
こんな風に時間って年齢を重ねるほどに大切になってくる。それを気付かせてくれるのがこの週表記。「今年もあと〇〇週か〜」と考えれば行動が変わるかもしれない。
目標設定などが立てやすい
個人的にオススメしているのは目標は週ごとに立てた方がいいってこと。
よく「今日はこれやるぞ!」と1日の目標を毎日立てている人いるけれど、実際にそれやると目標立てるのにも疲れるし、目標達成できなかった時に落ち込んでしまう。
でも週ごとの目標設定なら挽回できる余地があるし、何より目標を設定するのが少なくて楽。
マンスリータイプに週表記が加わっているQuo vadisは「この目標を第〇〇週までにやる!」という目標を立てられる。もちろん、達成できなかったら修正して翌週の目標を立てればいいだけなので気持ちの面でも作業的にもすっごく楽。
何か達成したいことがある人はマイルストーンを週ごとに設定すると進捗がハッキリしてくるのでオススメ。
年表も別冊として付録している
年間の予定を組むときに活用することができる。
来年の予定を立てる時ってなさそうであるもの。「来年〇〇行こうね」なんてよく交わされる会話のひとつだ。そんな急な要望にもQuo vadisは応えてくれる。
年間スケジュールが今年分と来年分と裏表1枚になって用意されているのだ。なので「来年の6月13日空いてたら遊ぼーぜ!」という無茶振りにも即座に答えることができる。
そんな無駄遣いをしなくてもスケジュールは先が分かればわかるほど良い。実際に遂行するかは別として、予定を立てておくというのはそれだけで準備ができるので前向きに日々を過ごすことができるからだ。
リング綴じであることのメリット
プラスティックリングなので手が痛くならない。
多くのリング綴じの手帳はリング自体が金属でできていることが多い。多くの書類をファイリングするにはやっぱり耐久性が大切になってくるからだ。
しかし、Quo vadisのリングはプラスティックでできている。他のリング綴じの手帳と異なり、予定を書き込んでいる時でもリングに手が押しつけられて痛くなることがない。小さいことかも知れないけれど、長く付き合っていく手帳はこういう小さなストレスがだんだんと大きくなってくる。そういう点でもQuo vadisはよく練り上げられている手帳だと思う。
180°開くので綴じている部分にも予定が書き込みやすい
リング綴じの手帳と糸綴じの手帳を比べた時に一番わかりやすい違いといえばその書き込みのしやすさだと思う。
糸綴じの手帳だと頑張って開いたとしても綴じられている中心の部分は盛り上がってしまって予定を書き込みづらい。無理に書き込もうとするとペン先が滑ってズルッと手帳を汚してしまう原因にもなる。
ところがリング綴じの手帳ならガバッと開いてくれるので真ん中あたりの部分にも詳細を書き込むことができる。しっかり書き込みたい予定なのに糸綴じであるばっかりにぐちゃぐちゃになってしまったら手帳嫌いになること必至だ。そうらないためにもやっぱりぼくはリング綴じの手帳のをオススメする。
実際に使っていてもリング綴じのメリットはとても大きい。糸綴じと比べても書き込めるスペースが格段に広くなったようにも思えるし、開きっぱなしにだってできる。同じ大きさでも使い心地はその綴じ方で左右されると思う。
開きっぱなしにできる
リング綴じの最大のメリットは開きっぱなしにすることができることだと思う。
開きっぱなしって意外と重宝するもので、例えばあらかじめQuo vadisに書き込んでいた予定をPCなどに打ち込みたいという時などは開きっぱなしの方が効率がいいだろう。
そのほかにも電話でスケジュールを合わせたい時も手帳は開きっぱなしにできる方がいい。アポイントを取ろうと思った時に、その前後の予定や前後の日にちの予定なんかもまとめてチェックできれば効率の良いイベントを作ることができる。
それに何か調べ物をしている時などにもすぐにメモができるように開きっぱなしの方が便利。何をするとしても開きっぱなしの方が手帳は便利なのだ。
リングの中にペンをしまうことも可能
Quo vadisのTime & Lifeのリングは比較的リングの径が大きめ。細めのボールペンとかならそのリングにしまうこともできる。
ぼくも大学生の頃はQuo vadis用のボールペンを買って、それをリングの中にしまっていた。そうするとわざわざ筆箱などを出さずにすぐにメモを取れるのですごく便利だった。
とはいえ、そういう使い方をしているとカバーの革が傷んでしまうので、ボールペンのクリップについては注意したほうがいい。
上質な紙を使用している
このナイスな紙質はクレールフォンテーヌの最上級の紙を使用しているので、使い心地が他の手帳と一線を画している。
その紙質というのはビロードのようにすべすべしていながら、どんなペンで書き込んでもにじんだり、裏側に透けたりしにくいこと。長く眺める手帳だからこそ真っ白の紙なのに、まぶしくないこと。さらには書いた内容を長くとどめておける紙自体のしなやかな強さ。
原材料から製本までを一括して自社工場で生産するクレールフォンテーヌ社ならではのクオリティ。「インクに恋する紙」とも呼ばれるこの紙は、世界中でもファンが多く、クレーヌフォンテーヌ社製のものしか使わない方もいるくらい。
スケジュールを管理するだけでなく、書くよろこびを感じることができるのはQuo vadisだけだと思う。
カバーとレフィルが別々で買える
Quo vadisの特徴はカバーと中身のレフィルを別々に買えること。
ぼくたちのライフスタイルは人によって違うし、好きな見た目だって変わってくる。そのような事細かなニーズも満たすことができるのがQuo vadisだ。ぼくも実際に使っているQuo vadisはカバーとレフィルが違うモデルになっているけれど問題なく使えている。
きっと仕事で使う手帳となると使い方は仕事によって変わってくる。それに今や転職が当たり前の時代。今までの手帳だと仕事に合わないということもあるかもしれないけれど、そんな時はレフィルだけ別のものを買ってお気に入りのカバーに付けてしまうという使い方もできる。
様々な組み合わせに対して柔軟に対応できるのも老舗のQuo vadisならでは。
付録が充実している
前期後期での予定表付き
これ大学生の頃感動したなあ。
Quo vadisにはタイムテーブルが2つ付いている。
大学の講義は大抵前期・後期で変わる場所が多いかと思うけれど、そんな時にこのシートが大活躍。大きいキャンパスの大学だと部屋移動とかもあるから講義ごとの部屋番号とか〇〇棟とかのメモも一緒に書き込んでいたので、迷子になることもない。
ヨーロッパ圏の英語の地図付き
ぼくはこういうの大好き。
ヨーロッパ圏の地図が英語表記で付録として付いている。まあ使うか使わないかは置いておいて、たまーにこういう地図を眺めていると旅行している気分になれるのでオススメ。
それに日本語と英語だと呼び方が若干変わる国とかもあるのでそういうのも綴りと合わせて覚えられるので勉強にもなる。まあ行くか行かないかは置いておいて。
各種の単位の早見表
男子ってこういうの好きだよね〜。って言われそうなもの第一位。ぼくも例に漏れず大好きです。
各種の単位の早見表が付録として付いている。郵便物の重さごとの郵送料とか、メートルとかフィートとかの早見表。こういうのってあると便利。使うか使わないかは置いておいて。
メモ帳
Quo vadisの数ある機能の中で一番感動したのがこのメモ帳。
まずはこのメモ帳は2色用意されているので、”仕事用”とか”プライベート用”とかで使い分けることができる。それに後で紹介するクイックアクセスも付いているので、「あのメモどこにやったっけ」ってことがない。すぐに見つけてメモすることができる。
それとこのメモ帳はどこへでも移動させることができる。
メモ帳のリング綴じの部分が糊付けされていて、他のページに比べて頑丈に作られている。さらによく見ると”カギ”のような形になっており、綴じられているというよりも引っかかっているというかんじ。
なのでこのメモ帳は破ることなく他のページへと移動させることができる。週間バーチカルのページでスペースが足りなかったときや、長めのリストを作成するときなんかはこのメモ帳が大活躍した。
もちろん週間バーチカルへ移動させたメモ帳はまたメモのところへ戻すことができる。もちろん無傷で。
このメモ帳のためにQuo vadisを使っているといっても過言じゃない!
アニバーサリーページ
何かの記念日。誰かの誕生日。毎日がエブリデイ。
そんなのを一覧としてみることができる付録。もちろん使い方は自由なので、ぼくはこのアニバーサリーページに「○月○日〇〇達成!」とかの目標のマイルストーン的な使い方をしている。
こんな風に使う人に合わせて柔軟に変えることができるのも手帳の魅力。
タスク表
4つのカテゴリでタスクを設定できるページもある。
ぼくはブログをやっているのでここにブログのPV目標や、各SNSのフォロワー目標なんかを書き込んでいる。達成できたものからチェックを入れていて、年末までに全てチェックできたかどうかを確認する。
こういうのって全然達成できたことない
ページ右下にクイックアクセス
最近ではこのクイックアクセスを採用する手帳も増えてきたように思う。
ページの右下の切り取り線があって、これを切り取ると今日の予定のところをすぐに開くことができるスグレモノ。特に週間バーチカルとは相性が良くて、週の始めにこれをペリペリと切り取ると「今週も頑張るぞ!」という気分になる。
このクイックアクセスはメモ帳や、マンスリーページにもついているのでどこに一番アクセスすることが多いかを自分でアレンジしてみてほしい
Quo vadisが向かない人
Quo vadisは本当に素晴らしい手帳で、これ以上の手帳は探してもないと思うがそれでも人によっては合う合わないというのが常だ。そこでぼくが思いつく限りのQuo vadisを使う前にこういう人は合わないだろうなあという人を挙げてみる
手帳に小ささを求める人
手帳は小さければ小さいほど良い! という人はQuo vadisは向かないかもしれない。
もちろんQuo vadisのシリーズの中でも小さいシリーズはあって、ポケットに収まるくらいのサイズのものもある。だけれど、そこまでコンパクトにこだわる人はそもそもQuo vadisではない手帳の方が良いと思う。
理由としてはQuo vadisは無理矢理コンパクトにしてしまうとただの使いづらい手帳になってしまうと思うからだ。
Quo vadisは週間バーチカルタイプの先駆けで、1週間のスケジュールを確認しやすくするために開発された手帳なので1週間の予定を一覧できなくてはその魅力は半減してしまう。そうなった時に、コンパクトになった手帳は果たしてそのコンセプトを果たしているのだろうか。
手帳は世の中に数多く存在するので、自分に合った手帳を使うのが一番だ。無理してQuo vadisを使うこともないと思う。
シンプルなデザインが好きな人
Quo vadisはある程度デザインが完成されている。
決して派手な装飾ではないけれど、それでも徹底的に自分色に染めたい! という人はQuo vadisに向かないかもしれない。例えばマスキングテープを使って装飾をしたり、色とりどりのマーカーやペンを使ってカスタマイズをしてみたり。
そういう自分色に染めるのも手帳の楽しみだとは思うが、Quo vadisの場合はそのようなカスタマイズが不要なほどにデザインが完成されているので、追加でそういう装飾をするとなんだかアンバランスになってしまうかもしれない。
日本製の手帳の方がシンプルなものが多いのでカスタマイズを楽しみたい人はそっちの方がいいかも。
ぼくのQuo vadisの使い方
THE 置きっ放し
Quo vadisは他の手帳と比べてもかなり大型のサイズになる。
なので普段はデスクの上にガバッと開いてそのまま置きっぱなし。この”置き手帳スタイル”は本場フランスでもこんな感じで使っている人が多いみたい。
こんな風に置いて使っていると便利なことが多い。まずはすぐにメモが取れること。仕事中にはずっと覚えておく必要がないけれど、少しの間だけ覚えておかないといけないことがある。例えば「〇〇さんに伝言をしといて」みたいなやつ。
そういうのってどこか適当な紙に書いておくと、書いたこと自体を忘れてしまうことがある。そんなこともQuo vadisに書いておけば忘れることはない。そんな風に手軽にメモできるのもこの手帳の魅力だ。
ウィークリータスク管理
Quo vadisは週間バーチカル。せっかくならウィークリータスクを立ててみよう。
やり方は簡単で、この1週間に達成したいことを3つ挙げる。これは数値化できるものがいい。
ぼくは1週間のうち「筋トレを5回、英語学習を5回、ブログ執筆を5回」というのを立てている。一日に5回やって残りを休んだって、毎日コツコツやったって、最後の一日に全部まとめて消化するのもなんでもあり。自分が立てた目標をしっかりと達成できるかが大切で、これをやり続けると自然と自信がついてくる。
このウィークリータスク管理の良いところはサボれるところ。
計画的にサボるのって大事だと思う
まとめ
手帳の種類ってその人の生活の仕方を表していると思う。
忙しくて仕方ないという人もいれば、暇すぎてしょうがないという人もいる。その二人がもし手帳を買うとなったら全く真逆の手帳になるはず。
程度の差こそあれ、現代の日本人はみんなせかせかしているように見える。朝から何かタスクを抱えている人もいる。学校やアルバイト、デートの予定や、何かの幹事のスケジュール。毎日目まぐるしく変わるタスクに付いていけるのはQuo vadisだとぼくは確信している。
最初は大学生の頃に出会ったQuo vadisだったけれど、社会人となった今でも毎日めちゃくちゃ使っている。使うたびに紙質の良さやフォーマットの精密さに驚かされるばかりだ。
医者が開発した手帳というだけあって、現代の忙しい人にもちゃんと付いてこれる手帳はQuo vadisだけ。もし手帳選びで迷っているのならQuo vadisをオススメする。ちなみにぼくは一生使うつもり。
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