WordPressのテーマ選びめちゃくちゃ難しかったハナシ

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WordPressのテーマ選びはブロガーにとっての永遠のテーマだ。

どんなテーマを選ぶかで、ブログの雰囲気が180度変わってしまう。自分がどんなブログのコンセプトにするかでそこは大きく変わる部分かもしれないけれど、大抵の場合、用意されているテーマの中であなたのコンセプトにピッタリマッチするテーマなんてないと思ってくれた方がいい。なのである程度良いテーマを選ぶ必要がある。

今回は国内外問わずぼくが実際に色々試したテーマの中で、これ! といったものをまとめてみた。色々なテーマを試していく中で、もちろんそのテーマに対してリサーチもしたし、実際に使ってみて色々調べてみたりもした。

今回紹介するテーマはどれも良テーマなのでブログをやる際にはヒントにしてくれればと思う。

合わせてテーマ選びの際にぼくが重視したポイントも紹介する。ブログは安価で始められるのがメリットだと思うので、テーマもできることならば無料にしてしまいたい。もちろん、自分でhtmlなどをコーディングできるのであれば、自分で作ってしまうのが一番安上がりだとは思うが、そうでない人の方が多いと思うのでなるべく安上がりで済むようにテーマ選びのポイントを紹介する。

目次

ぼくが重視したテーマ選びのポイント

無料テーマであること。もしくは買い切りであること。

テーマ選びで一番重要だったのがランニングコストがかからないこと。

最近ではサブスク型が多くなってきて、少額を毎月払い続けるタイプが多くなってきているが、ブログは長くやっていく必要があるので出来ることならば買い切りタイプがオススメ。SEO的にも結果が出るのが3ヶ月〜とかかかるのでもしサブスク型にするのであれば、そのテーマのサブスク料金を3ヶ月分で他のテーマと比べるといいかもしれない。

そして無料のテーマで自分が気に入ってしまえばいいが、どこかカスタマイズしたいときに自分で html や css をコーディングすることができないのであればある程度デザインが出来上がっているテーマがオススメ。

あまりにもシンプルなテーマだと同じような記事を他のブログと比べた時に単純に文章での勝負になってしまうから。例え文章に自信がなくてもデザイン的に良かったら読んでくれる読者もいるかもしれないので、デザインがある程度整っているテーマにすればカスタマイズする手間も省けるので記事を書く時間に充てることができる。

日本製のテーマにするか、海外のテーマにするか

今回特に悩んだのが日本製のテーマにするか、海外のテーマにするかの問題だった。もちろん、それぞれにメリットデメリットがあり、どちらかにするかは個人の好みによるところが多いと思う。

国内テーマと海外テーマのメリットデメリットも紹介する

日本製テーマを使うときのメリット

サポートに日本語が通じる

当たり前だけど、日本製のテーマを使うと日本語対応のサポートが付いてくる。

無料のテーマとかだとサポートがない場合が多いけれど、多くの日本人ブロガーが解説記事を書いてくれているので大抵の問題は調べれば出てくるようになっているのでやっぱり便利。

もちろん英語で検索しても出てくるものもあるけれど、ブログのわからないところって大体システム的なところが多いと思うので、そういうところの英単語って難しいやつが多い。それにどうせなら日本語で書かれている方がわかりやすいし、すぐに解決することができると思う。

やっぱり日本語で解決することができるのは大きい。

デザインがシンプル

日本製のテーマの特徴としてシンプルなものが多い。

白を基調とし、キッチリ枠が決まっていてカスタマイズする場所も明確になっているものが多い。これはある意味初心者でもカスタマイズがしやすかったり、デザイン的に崩れてもそれが影響を及ぼす部分は少なく済んだりもする。

日本ではミニマリストなんてものも流行っているのでそういうブログとかをやりたいのであれば相性はバツグンだと思う。

日本製テーマを使うときのデメリット

有料テーマは高い

日本製の有料テーマは軒並み高い。

海外の有料テーマは有名どころでも大体7000円程度だけれど、平気で1万円を超えてくるものが多い。これだとブログを始めたての初期投資としては結構高額になると思う。

それにテーマの料金とそれに付いてくるプラグインの料金は別であるものもある。そうなるとトータルで2万円近く支払うことになるのでかなり高い。

もちろん機能的には日本製も海外製もそこまで変わらない。変わらないのに2倍くらい払っているので本当に高いと思う。

サポート体制が弱い

日本製のテーマは高い割にサポートが手薄。

もちろんものにもよるが、電話対応をしていないものやメールしても返ってくるのが遅いものなんてのもザラ。

海外テーマはその辺がめちゃくちゃ手厚いのでものすごくギャップを感じた。日本製のテーマは質問をしても定型文を返してくるばかりだけれど、海外テーマに関してはサポート専門の人たちがいるのですぐに返答をもらうことができる。

英語ができる人であれば海外テーマの方が初心者には優しいと思う。

海外テーマを使うときのメリット

デザインが洗練されている

海外テーマの特徴としてデザインが本当に洗練されている。

日本のシンプルなテーマと異なり、どことなく大胆な色使いをしているのも関わらず全体としてまとまってとても見やすくなっている。

それに日本でブログを始めたとしても、あなたのブログを読む人は世界中の人々になるわけだからデザインは日本寄りにするよりも海外寄りにした方がいい。

そういう意味でも長く使えるデザインになっている

カスタマイズがしやすい

海外テーマはカスタマイズをするにもとてもやりやすくなっている。

大抵のものがドラッグ&ドロップで完結するので、html や css の知識がなくてもオシャレなブログサイトを作ることができる。日本製のテーマのカスタマイズを積み木だとしたら、海外製のテーマはキャンバスに絵を塗っていくイメージ。それくらい自由度が高い。

海外テーマを使うときのデメリット

情報が基本的に英語になる

当たり前だけれど、海外のテーマを使うときはその情報はほとんどを英語で集めなくてはならない。英語で調べれば情報は本当にたくさん出てくるけれど、日本語でも何言っているかわからないシステム系の話は英語だと本当にチンプンカンプン。

サポートに問い合わせたとしても相手は英語を使ってくるので、正しく自分の置かれている状況を説明できなければ解決することもできない。言語の壁というのは本当に高い。

編集画面が重くない?

これは正直憶測でしかないが、なんか海外テーマって編集画面が重い気がする。

もちろん日本製のテーマに比べれば性能的にもデザイン的にも優れているものが多いが、ぼくが試したものは軒並み編集画面が重かった。記事を書くときも、画面のカスタマイズをしているときも若干モッサリとした動きをするのが多い気がする。

その点日本製のテーマは編集画面もスッキリ軽快でノンストレスで編集できるからいいよね。

日本語フォントとの相性がとにかく悪い

まあ、そりゃそうよね。

海外製のテーマは基本的に英語で使われることを念頭に置いているので、日本語ユーザーを意識していない。まあ日本語というめちゃニッチ言語使うのは日本人くらいなのでそりゃ仕方ないけれど、日本語のフォントを入れるとせっかくのデザインが崩れてしまうのが本当に残念。

それに大抵のテーマの場合、日本語のフォントを追加しようとするとPro版へのバージョンアップが必要だし、そうでなくて見た目上のフォントを整えようとしても初心者じゃコーディングするのは大変だと思う。

しょうがないことだけれど、日本語で使われることを想定していないのでせっかくのデザインが総崩れしてしまうのは残念だった。

ぼくが実際に試したテーマ6選

こういうテーマ選びのポイントからぼくが実際に試したテーマをご紹介。どれも素晴らしいテーマで良いところ悪いところもそれぞれある。もはやどれが一番優れているかというよりも、どれが一番自分に合っているかで選んだ方がいいかも。

[日本製/無料]Cocoon

言わずと知れた国内の無料最強テーマCocoon。

これももちろん使ってみたが、本当に使いやすいし、カスタマイズも無料とは思えないくらいにたくさんできる。

見た目もとにかくシンプルでまとまっていて、SEO的にも強いらしい。内部的にも整っているわけなので全然Cocoonでも検索上位に行けるくらいにパワーがある。大人しい目の見た目して強いやつ。

でも使っている人が多いので、デザイン的に被ることがしばしば。カスタマイズをしたとしても、なんとなくCocoonっぽさが残るので、デザイン的に差別化を図りたい人にはオススメしない。

とはいえテーマ選びで迷っている人はとりあえずCocoonでもいいと思う。

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[日本製/無料]Lion Media

最初からデザイン整っている良テーマ。モバイルのスピードテストでもめちゃ早らしいのでSEO的にもめっちゃ強い。

名前にもあるようにメディア系になるのでアイキャッチ画像をしっかりと設定している人向け。プログラミングとかのあまりアイキャッチが華やかでないものだとLion Mediaの良さを活かしきれないかなあ、といった印象。

デザインも無骨な感じなので「男!」って感じの記事とかだと相性良さそう。そうでなくてもカスタマイズすればある程度のジャンルもカバーできるとは思うけれど、どれも総じて言えるのが記事がたくさんあることが前提のデザイン。

問い合わせページやランキングページといった基本的機能も充実していたのでしばらく使っていたテーマ。ただ、目次やプロフィールといったちょっとした所は css などのコーディングありきだったので、現在は違うテーマを使っている。

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[海外製/無料版]Avada

海外でWordPressといったらこのテーマ! ってのがAvada。

SEOとかレスポンシブとかの基本的な機能はもちろん、Elementorというページビルダーとの相性がいいことで有名。Elementorはドラッグ&ドロップで「見た目を変えるプラグイン」なのだが、これがめちゃくちゃ使いやすい。

どこまでもカスタマイズできてしまう自由度の高さから、自分の理想のブログを作ろうとするとかなりの時間を要する。しかし、Avadaには無料テンプレートが用意されているので、一旦気に入ったテンプレートを入れて、Elementorで自分好みにカスタマイズするのが王道になっている。

無料版でもかなりカスタマイズすることができるし、初心者でもわかりやすいのだけれど、デメリットでも挙げたように日本語のフォントを追加しようとするとPro版を購入しなくてはならない。

色々試してみたけれど、日本語のフォントと海外のテンプレートは相性が悪く、日本語になった途端「なんかちゃうな……」感が拭えなかった。

特に日本語のフォントでこだわりがない方ならおすすめ

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[海外製/無料版]Hestia

WordPressのテーマの新規追加で検索すると出てくるThemeisleのテーマ。WordPress公式に認められるにはかなりハードルが高いようで、いわゆるWordPressのお墨付きのテーマになっている。

デザインもかなり洗練されていて、全体的に初心者向けのカスタマイズのしやすさ。特にトップページのカスタマイズのしやすさはピカイチで、サイドバーに登録するウィジェットの感覚で順番を変えるだけなのでめちゃ楽。

それでいてかっこいいトップページができるから不思議。このテーマもぼくはしばらく使っていた。

ただコーポレートサイト的な使い方だとかなりいいとは思うけれど、ブログとして使うにはちょっと投稿ページが大袈裟だった。メンバー紹介とかぼくしかおらんがな。そして見出し設定とかタイポグラフィとかがちょっと無料版だと弱い印象。

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[海外製/無料版]Neve

こちらもThemeisleのテーマ。とにかく表示速度が爆速だと話題になった。特にモバイルでの表示速度が早いようで、今後はSEO的にも表示速度は重要な要因になっているのでぜひ気にしてみて欲しい。

こちらもちょっと使ってみたけれど、編集がとにかく重くてやめてしまった。デザインもイケていて、カスタマイズもHestia同様とてもやりやすかったけれどどうにも画面の編集系が軒並み重い。

見た目はとても大事だけれど、それよりもストレスなく続けられることはもっと重要だと思っている。

日本語で編集しているからなのかとにかく動きがモッサリだったのでやめてしまった。

とはいえ、表示速度爆速と言うのでSEO暴走族の皆さんは一度使ってみてはいかだだろうか。

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[日本製/有料]Swell

こちらは日本製の有料テーマ。了さんが”ブロックエディターに完全対応”した、究極の書き心地の良いテーマを目指して開発されたテーマ。価格は17,600円の買い切りタイプ。

実際に使ってみて今まであれだけ毛嫌いしていたブロックエディターが嘘のように書きやすくなっていた。動作も遅いし、思ったように動かないブロックエディターは過去の話で、Swellを導入した今では積極的にGutenbergを使いまくっている。

テーマ自体がシンプルでまとめられているので、カスタマイズをしてもCocoonと同じでSwellっぽさが残る。とはいえCocoonほど露骨ではないので言われてみないとわからないレベル。

Swellの運命は了さんによって決定されるので開発が廃止されるのも、このまま神テーマになるのも了さんのみぞ知るといったところ。今のところは怒涛の開発速度で、どのプラグインよりもSwellの更新速度が早いという状況になっている。

Swellに関してはまた別記事を書こうと思っているのでお楽しみに。

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まとめ

さまざまなテーマを試していく中で思ったことがある。

「最初に触った感じが良いならそのままいけ」ってこと。

レビューは良いのに触ってみるとなんかしっくりこない……。という直感はマジで当たるので、最初にいくつか触ってみて「なんかよくわかんないけど気に入ったわ」っていうテーマを使ってみてほしい。

正直、今やSEO対策されていないテーマなんてないので、好きなテーマを使えばいいって言うと本当にそれまでなんだけれど、とにかくWordPressが公開しているテーマはどれ選んでも間違いないので、なんかちょっと気になるものは片っ端から試してみるくらいの勢いで色々触ってみて欲しい。

今ぼくは有料テーマのSwellを使っているけれど、正直無料テーマを使って、「もっとこうしたい」的な足りない部分は html とか css とかを勉強しながら試行錯誤するのが身に付くし、トータルで見て実りの多いブログ人生になると思う。

とにかく、気に入ったやつを使っていけ! ってところ。

どんなテーマを使うよりも、結局自分が本当に自分のブログを好きになれるかの方がぼくは大切だと思う。

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